華やかで上品な香り。
梅シロップのような甘酸っぱいフレーバー。
黒糖のようなコクと余韻。
ウィシュウィシュ村
このコーヒーが栽培されるウィシュウィシュ村は、アラビカコーヒーのルーツとされるカッファ地方に位置しています。
ウィシュウィシュ村のほど近くにある、マンキラという小さな村には、「すべてのコーヒーのはじまりの木」として村人に代々大切に守り継がれてきた伝説の原木が存在しています。
コーヒーが育つのは原生林の中。そこでは複数の樹木の合間に点在するようにコーヒーがあり、コーヒーの木の幹にはコケや藻類が繁殖しており、土壌の温度が低く、豊富に水分を含んでいることが分かります。
自然豊かな深い森の中、何世紀にもわたり人とコーヒーの営みがそこで繰り返されているコーヒーは、飲む人々に味わい以上にロマンや歴史を感じさせてくれます。
ボンガのあるカッファ(kaffa)地方はコーヒーの原産地とされており、coffeeの語源は地域の名前から付けられています。
森の中の作り手
他の産地のコーヒーと同じく、栽培や加工の知識や技術を持った人々の存在がなければ、そのポテンシャルは発揮できません。
このコーヒーの生産者さんはTamiru Gizawさん。
彼はコーヒー農園を営む家に生まれ、幼い時から自然とコーヒーノキの中で幼少期を過ごしてきました。タミルさんは医療関係の専門職の道に進みキャリアを積んできましたが、5年ほど前から両親の農園を手伝いはじめ、今では農園主として活躍しています。
コーヒーは約200haほどの広さの森の中、様々な植物が作り出す濃いシェードの下育てられ、肥沃な森林の養分をたっぷりと蓄えます。
収穫期を迎えると、完熟したチェリーはすべて手摘みで収穫され、未熟過熟の豆がハンドピックで取り除かれます。
その後はパルパーにかけられ発酵槽で約1日発酵させ、ミューシレージを除去します。きれいに洗浄されたパーチメントはアフリカンベッドに広げられ、攪拌を繰り返しながら14日~16日間かけてゆっくりと乾燥させます。
梅シロップを連想する爽やかで甘酸っぱいシトラスフレーバーと、黒糖かじったような甘さとコクが特徴です。
口に運ぶ度にスミレのような華やかで上品な香りが広がる、エチオピアンウォッシュド王道のフルーティな味わいをお楽しみください。
国 | エチオピア |
エリア | カッファ地方 ボンガ ウィシュウィシュ村 |
標高 | 1,800〜2,050m |
精製処理 | フリーウォッシュド |
生産者 | Tamiru Gizawさん |
商品詳細
焙煎度合い | あっさりめ(浅煎り) |
内容量 | 200g |
賞味期限 | 販売日より1ヶ月 |
※消費税は全て商品代金に含んで表示しています。